分科会


分科会1 持続可能なまちづくり

 “小山市における持続可能なまちづくり「田園環境都市 小山」をどのようにめざすべきか。”

 地域・まちを持続可能にするために、さまざまな地域で活動実践を重ねてきた方々の知見や技術を持ち寄り、学びあい、さらに、それらの知見などをいかに総合化、体系化できるかについて議論します。

関連キーワード:[まちなか][人づくり][次世代への継承][SDGs(持続可能な開発目標)]

<発表者>

宮垣均(みやがきひとし) 氏

(豊岡市 コウノトリ共生部 コウノトリ共生課 課長補佐)

 

 1970年生まれ。2002年、コウノトリの野生復帰の実現を目指し新設されたコウノトリ共生推進課に配属。「コウノトリ育む農法」や水田ビオトープ等の事業や2005年のコウノトリの放鳥に取り組む。放鳥後も大規模湿地整備や環境教育、「円山川下流域・周辺水田」のラムサール条約湿地への登録を行った。

著書 コウノトリ よみがえる里山 (つながってるよいのちのWA!) 小峰書店 2014年

髙橋直樹(たかはしなおき) 氏

(大崎市 産業経済部 世界農業遺産推進課 課長)

 

 1972年 大崎市生まれ。1995年旧田尻町役場に奉職し、2006年の合併により大崎市職員となる。主に農業振興を中心として産業経済部門の業務に従事。主に、自然と農業の共生を目指す「ふゆみずたんぼ」による米づくりの推進やラムサール条約湿地の保全活用などに従事。2015年より、世界農業遺産認定申請及び、認定後のアクションプラン推進業務に従事。2020年4月から現職。


堀達哉(ほりたつや)氏

(ワーカーズコープセンター事業団・首都圏事務局員)

 

 1967年三重県四日市市生れ。中心商店街に育つも工業デザイナーに。後に市民活動支援や中心市街地活性化を通じ持続可能で信頼ある社会づくりを目指し、小山市でも市民活動センターを5年間運営。子どもだけでまちをつくるミニミュンヘン型の遊びのプログラムを啓発普及する「あそびのまち社」としても活動。筆名みえけんぞう

阿久津治(あくつおさむ) 氏

(小山駅西口活性化委員会 青年部 会長)

 

 1977年、小山市生まれ。阿久津産業株式会社取締役。

 2017年、小山商工会議所青年部 会長。

 2018年、栃木県商工会議所青年部連合会会長。

 小山駅西口周辺で開催される秋のイベント、西口まつり実行委員長。パッションで小山を引っ張る、若きリーダー。


古沢 広祐(ふるさわこうゆう) 氏

(國學院大學研究開発推進機構客員教授、(NPO)「環境・持続社会」研究センター代表理事)

 

 大阪大学理学部(生物学科)卒業、京都大学大学院農学研究科(農林経済)農学博士。國學院大學・経済学部教授を定年退職後、同・研究開発推進機構客員教授。著書に『食・農・環境とSDGs~持続可能な社会のトータルビジョン』農文協、『みんな幸せってどんな世界』ほんの木、『食べるってどんなこと?』平凡社など。


<進行役>

廣瀬 俊介(ひろせしゅんすけ) 氏

(有限責任事業組合 風景社)

 

 環境デザイナー。専門地域調査士(日本地理学会)。栃木県益子町在住。地域の自然に人間が暮らしや生業を通してはたらきかけた結果である「風土」の成り立ちを調査し、その部分としてふさわしく環境を保全、修復、創造することを目標として活動しています。著書『風景資本論』(朗文堂、2011年)など。

簑田 理香(みのだりか) 氏

(有限責任事業組合 風景社)

 

 益子町在住。2016年から4年間、宇都宮大学地域創生推進機構/特任准教授。行政と民間をつなぐ立ち位置で、聞き取り調査やワークショップを基礎にした企画立案からブランディングや広報までを一貫して行う。地域活動では、コミュニティの創出・学び合う場づくり、遊休農地でシェアする農業、在来作物の調査などを仲間たちと展開している。



分科会2 「菜の花プロジェクト」のこれから

 「菜の花プロジェクト」は、"食・エネルギー自立の地域づくり+つなげる・つながるヒト"が織りなす資源循環の、具体的なモデルを展開してきている。菜の花栽培(生産)~搾油~菜種油の利用~廃食油からせっけん・BDFをつくる「循環サイクル」を重ねて来る中で"地域"に、どの様な変化が起きてきているか?

 「新世代」の語り合いの場に!と願いを込めて。全国各地の菜種油の"美味しい"を伝えるオイルソムリエにも注目を。

関連キーワード:[菜たね油][廃食油][エネルギー循環]

<発表者>

青山裕史(あおやまひろし)氏 
(油藤商事株式会社 代表取締役)

 

 滋賀県豊郷町生。50歳。油藤商事株式会社は明治28年創業。村でも評判の藤八油「油屋・藤八」から続き今年で128年。「売り手よし、買い手よし、世間よし」のユニークな発想で、「ガソリンスタンドをまちのエコロジーステーション」と位置づけイノベーションを起こす。いち早くバイオディーゼルの精製プラントを導入し自社で燃料化に踏み切り一般販売を開始。エネルギーの地産地消を目指し奔走中。

太谷優子(おおたにゆうこ)氏
(NPO法人地域づくり工房 理事)

 

長野県大町市在住。大学卒業後、環境分析業務に従事。結婚後、民宿を営みながら育児(自)。2005年本会のBDF事業立ち上げ時に菜の花プロジェクトに参画。その後、オリーブオイルソムリエに学び、菜種オイルソムリエ講座、和風ヴァージンオイル普及活動を担う。

 環境省環境カウンセラー。県地球温暖化防止活動推進員。


園田由未子(そのだゆみこ)氏 
(NPO法人愛のまちエコ倶楽部)

 

 1981年千葉県生まれ。広島県立大学卒。中山間地域の農村で学び、日本の農業・農村に関わることを仕事にしようと決意。農業系出版社・自然食の宅配会社を経て、滋賀県への移住を機に2007年愛のまちエコ俱楽部に入社。2017年より事務局長。菜の花プロジェクトの実践や農業体験、新規就農支援などの農村活性事業に取り組んでいる。

小林友子(こばやしともこ)氏
(双葉屋旅館 女将)

 

1952年 福島県南相馬市小高区に生まれる。

1976年 小林岳紀と結婚、転勤生活になり、筑波、東京、札幌、柏に住む。

2001年 両親が倒れ、小高に単身で戻リ、実家の旅館業の女将として手伝う。

2019年 兄夫婦と共に家業の旅館業を母の代わりに営む。

2011年 主人が小高に移住、兄夫婦と共に旅館を営む。

    3月11日東日本大震災に遭い、原発事故により避難生活。

2016年 7月12日原発事故避難区域、南相馬市20キロ圏内解除。旅館の改修後、主人と小高に戻るリ現在に至る。


高橋荘平(たかはしそうへい)氏 
(一般社団法人えこえね南相馬研究機構 代表理事)

 

 震災後、南相馬除染研究所で除染や測定を行う。現在は南相馬除染研究所、えこえね南相馬研究機構の代表を務め除染研究所では除染、定点での測定を2011年7月~2021年4月まで行い環境変化の発信、不安の解消を目的とし、えこえね南相馬ではソーラーシェアリングの実践、再エネの普及により将来の希望につなげたいと活動している。

福田洋一(ふくだよういち) 氏
(小山市議会議長、菜の花生産者)

 

 小山市認定農業者協議会、小山市土地改良推進協議会の会長も務めており農業全般に造詣が深い。

 自然循環型の「おやま菜の花・バイオプロジェクト」発足当初からの中心的人物であり、菜種を長年栽培する中での課題について日々研究している。


<進行役>

藤井絢子(ふじいあやこ)氏 
(
NPO法人菜の花プロジェクトネットワーク代表)

 

 神奈川県横浜生まれ。1971年より滋賀県に在住。図書館づくり、地域生協にかかわり、環境の専門生協を立ち上げ、環境分野で実践を重ねる。とりわけ、グローバル化・市場化への対案として、食とエネルギーの地域自立をめざす「菜の花プロジェクト」を構想。滋賀県東近江市発祥の「菜の花プロジェクト」は国内外の共感を得、地域の様々なセクターと連携し、“地域が主役”“地域から持続可能な社会を”を展開。

大津愛梨(おおつえり)氏
(NPO法人田舎のヒロインズ 理事長)

 

 ドイツ生まれ東京育ち。慶応大学環境情報学部卒業後、ミュンヘン工科大学で修士号取得。2003年より夫の郷里である南阿蘇で就農し、O2Farmの屋号で無農薬・減農薬の米を栽培している。女性農家を中心としたNPO法人田舎のヒロインズ理事長。2017年には国連の機関(FAO)から「模範農業者賞」を受賞した。農業、農村の価値や魅力について発信を続けている4児の母。



分科会3 体にやさしい農業と食

 体にやさしい農業は、自然循環機能を増進する腸内環境にやさしい農業であり、農業生産活動に由来する環境への負荷を大幅に低減し、生物多様性を保全する環境にもやさしい農業です。

 

 有機農業の農家育成や地産地消率の向上にむけて、学校給食で地域の食を広め、人・農産物・経済の循環システム構築を目指します。

関連キーワード:[地産地消][有機農業][脱炭素]

<発表者>

印鑰智哉氏(いんやくともや)氏 
(
OKシードプロジェクト・事務局長)

 

 日本、ブラジルのNGOでの活動経験を生かし、世界の環境と食の問題に関わる。世界各地のアグロエコロジー・有機農業運動を伝える。現在は「ゲノム編集」食品の問題に関して、自主表示を行うOKシードマークを拡げるOKシードプロジェクトの事務局長を務める。

鮫田晋(さめたしん)氏
(いすみ市農林課農政班 主査)

 

 学生時代に始めたサーフィンが縁で、2005年に東京の民間企業から、岬町役場(現いすみ市役所)の職員採用試験を経て転職。2013年より、環境と経済の両立を目指したまちづくり「自然と共生する里づくり」に従事し、2017年には全国に先立ち、「学校給食の完全有機米使用」を達成する。


安井孝(やすいたかし)氏
(
(一財)今治地域地場産業振興センター専務理事)

 

 今治市役所地産地消推進室長、政策研究室長、営業戦略課長、産業部長などを歴任し、2020年3月退職。4月より(一財)今治地域地場産業振興センター専務理事に就任。

 1999年に有機JAS登録認証機関、NPO法人愛媛県有機農業研究会を設立、現在同研究会の理事長、判定員、審査員を務める。

著書:「地産地消と学校給食―有機農業と食育のまちづくり」(コモンズ)

舘野廣幸(たてのひろゆき)氏
(NPO法人民間稲作研究所 理事長)

 

 1954年 栃木県下都賀郡野木町の農家に生まれる

 1978年 山形大学農学部卒業、自家にて就農(慣行農業)

 1992年 有機農業を始める(有機稲作)

 現在、舘野かえる農場を経営

 日本有機農業研究会理事・埼玉大学非常勤講師


中村陽子(なかむらようこ)氏
(NPO法人メダカのがっこう 理事長)

 

1953年東京生まれ。東京女子大学文理学部卒。

2001年、瑞穂の国の自然再生を可能にする「草も虫も人もみんなが元気に生きられる田んぼ」を拡げるためにNPO法人メダカのがっこう設立、理事長に就任。

2017年食べものを変えたいママプロジェクト武蔵野を立ち上げ有機給食の運動を始める。

2021年OKシードプロジェクトの共同代表になり、ゲノム編集など遺伝子操作食品を食べたくない市民が食を選べるように、OKシードマークを作り普及中。目標は「命を優先する農家を手を結んで、生きる環境と安全な食糧に困らない日本を次世代に残せるような先祖になること」。尊敬する人は風の谷のナウシカ。すべての活動はナウシカプロジェクトの一環です。


<進行役>

冨居登美子(とみいとみこ)氏 

(よつ葉生活協同組合 会長)

 

 ・小山市地産地消食育推進協議会 委員

 ・小山市ブランド推進委員会 委員

 ・NPO法人民間稲作研究所 理事

 ・とちぎゆうきの会 代表幹事

 

 地産地消と有機農業の広がりをつくりだしています。

石川均(いしかわひとし)氏

(小山っ子の未来を守る会 監事)

 

 1949年栃木県宇都宮市生まれ。大学卒業後、民間企業に2年勤後、栃木県教育委員会事務局文化財課埋蔵文化財調査員として県内各地で発掘調査に従事する。1992年矢板市教育委員会勤務、2010年同教育委員会定年退職。2014年、食の大切さを知り、NPO法人を経て個人で食の安全や大切さを伝える活動に取り組む。2020年小山っ子の未来を守る会立ち上げに参画し現在に至る。



分科会4 行政と市民の協働

 協働=パートナーシップ。

 様々な主体(行政、市民、企業、各種団体。。。)が連携して取り組むこと。人口減少社会の中で、次々と生み出されていく社会的課題を解決する大きな力となるものです。行政(国・県・市町村)、市民(自治会)、市民団体、各種団体(労働協同組合)を代表する方々が経験してきた様々な取組事例を共有します。そして、これから求められていく協働のあり方を議論します。

関連キーワード:[労働者][福祉][市民活動]

<発表者>

永戸祐三(ながとゆうぞう)氏 

(一般社団法人 日本社会連帯機構 代表理事)

 

 中央大学法学部卒。在学中には全日本学生自治会総連合・中央執行委員長として学生運動のリーダーとして活躍。卒業後、建設一般全日自労・本部勤務、中央執行委員となる。その後、中高年雇用福祉事業団全国協議会・事務局長、日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会・理事長、労協センター事業団・理事長など、ワーカーズコープのトップリーダーを歴任。現在は日本労働者協同組合(ワーカーズコープ)連合会・名誉理事、一般社団法人日本社会連帯機構・代表理事をつとめる。

山田正彦(やまだまさひこ)氏
(弁護士・元農林水産大臣 )

 

 1942年、長崎県生まれ。司法試験に合格後、故郷で牧場を開く。オイルショックにより牧場経営を終え、弁護士に専念。その後、衆議院議員に立候補し、4度目で当選し5期務める。

2010年6月、農林水産大臣に就任し農業者個別所得保障を実現。

2012年、民主党を離党し、反TPP・脱原発・消費税増税凍結を公約に日本未来の党を結党。現在は弁護士業務に加え、TPPや種子法廃止、種苗法改定問題等、食の安全、食料安全保障の問題点を明らかにすべく現地調査を行い、各地で講演や勉強会を行う。学校給食をオーガニック食材にするための運動にも注力。メディアが伝えないタネや食の安全について広く知ってもらうためにプロデューサーとなり、映画を2本制作。『タネは誰のもの』『食の安全を守る人々』

著書に『売り渡される食の安全』など多数。

 


森薫(もりかおる)氏

(日本コウノトリの会 事務局長) 

 

 2007年コウノトリ湿地ネットが発足し会計を担当する。2008年より事務局長を務める。20016年に日本コウノトリの会が発足し事務局長となる。コウノトリ市民科学の事務局を務めている。(2020年3月にコウノトリ湿地ネットは発展的解散をして日本コウノトリの会となる)

及川ひろみ(おいかわひろみ) 氏

 (認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会前理事長)

 

 神奈川県川崎市出身、1979年茨城県現つくば市に転居。間もなく宍塚の里山に出会う。1987年、宍塚の里山全域に開発計画があることを知り、1989年宍塚の自然と歴史の会を立ち上げ、1997年代表、以降2020年まで続ける。


柿崎全良(かきざきまさよし)氏

(小山市社会福祉協議会 会長、小山市自治会連合会 会長) 

 

平成20年4月に桑地区羽川上一自治会長に就任(現在14年目)

 

平成21年5月に小山市自治会連合会理事就任。平成30年5月から会長に就任し現在2期目。平成29年には地域の資源を生かした地域活性化を目指して「特定非営利活動法人げんきフォーラム桑」を設立し、地域の特産であった「桑の葉・桑の実」を使った商品の開発などを通じて地域の「ふれあい」を大切にした活動を行っている。


<進行役>

川元由美子(かわもとゆみこ)氏

(NPO法人ワーカーズ・コレクティブたすけあい大地理事、染織作家)

 

 2003年秋に開館した公設民営のまちかど美術館で初個展をしたご縁で、そこを受託していたたすけあい大地の会員となった。2010年より企画委員長として企画・運営を担っている。空き店舗活用のこの市民ギャラリーは、年間約9千人の来館者数を数え、中心市街地の活性化と回遊に貢献している。制作者として、また市民視点から、楽しみに足しげく行ける場所となるよう心を砕いている。

福本佳之(ふくもとよしゆき)

(小山商工会議所 青年部 会長)

 

1975年北海道根室市出身

宇都宮市の学習塾勤務を経て、2012年独立し、株式会社Vi Passを設立。「子どもたちの自立と地域コミュニティの革新」を理念に、塾経営と並行して、2020年度からは、民間の学童保育「Vi Pass ガクドウ」も運営している。小山商工会議所青年部(YEG)に所属し、「おやまスカイランタンフェス2019」や「おやまレインボーフェス2021」を成功させるなど令和3年度会長として重責を担い、小山市の「小山駅周辺地区まちづくりプラン」検討委員として行政と民間の協働を実践。チャイルドラインとちぎなどのボランティア活動も積極的に関わり、理事として20年以上のキャリアを持ち、研修等も担当する。

著書 『この一冊でわかる!アクティブラーニング』(PHP研究所)第2章・専門学校の事例の他、執筆多数。



分科会5 コウノトリがつなぐ「田園」・「自然」・「人」そして未来

コウノトリやトキをシンボルとした生物多様性保全のあり方について、参加者全体で議論を深め、小山市のより良い田園環境の構築を目指す。

関連キーワード:[田園・農村][田んぼの水管理][生きもの調査]

<発表者>

佐竹節夫(さたけせつお)氏

(日本コウノトリの会 会長)

 

 1990~2008年、豊岡市職員としてコウノトリ保護増殖、野生復帰事業の計画・実践に携わる。2007年、放鳥コウノトリの餌場づくりを主目的とした市民グループ「コウノトリ湿地ネット」を結成。2009年から、市立ハチゴロウの戸島湿地の指定管理者に就任。2016年には、コウノトリ個体数の増加と共に全国への飛来が多くなったので、全国版「日本コウノトリの会」を結成し、野生復帰の普及啓発、定着化に取り組み、今日に至る。

木全敏夫(きまたとしお)

(株式会社野田自然共生ファーム 常務取締役)

 

 野田市秘書広報課長補佐、野田市庁舎建設担当主幹、都市計画課長、都市計画部長を経て2008年6月株式会社野田自然共生ファーム常務取締役に就任。当社では自然と農業の共生する地域づくりとして、コウノトリをシンボルとして、自然再生・生物多様性の取り組みを行っている。また、野田市から飼育業務委託を受け、既にコウノトリを14羽放鳥した。


池田一男(いけだかずお)氏

 

手塚幸夫(てづかゆきお)氏

(房総野生生物研究所 代表いすみ市自然と共生する里づくり連絡協議会・環境部会 会長)

 

 1995年より有機稲作に取り組み、同時に水辺の小動物の調査・研究を進めている。また、各地の生物多様性戦略の策定に関わり、里山における伝統的な自然管理の再評価を訴えている。2015年に房総野生生物研究所を、2020年にオーガニック専門店「いすみや」を開設し、野生生物の保護から有機農産品の販売まで幅広く活動している。


斉藤光明(さいとうみつあき)氏

(NPO法人オリザネット 代表)

 

 荒川下流の自然を考える会、あらかわ学会、オリザネットで河川構造、河川樹木、河川協力団体制度、農業環境政策等への課題解決提起。居住地でのまちづくり会議、審議会にて総合振興計画、都市計画マスタープラン、環境管理計画、緑の基本計画等に対応。2003年より現職。

古谷愛子(ふるやあいこ)氏

(NPO法人オリザネット 事務局長)

 

 なつみずたんぼのシギ・チドリや水田の淡水魚の回復活動などの推進。農村での生態系保全活動アドバイザー。トンボやカエル、魚たち、たくさんの生きものがにぎわう美しい農村環境づくりを、農家と非農家、みんなの力で進めるために活動している。埼玉県内水面漁場管理委員会委員。2003年より現職。


<進行役>

青木章彦(あおきあきひこ)氏

(NPO法人わたらせ未来基金 理事長)

 

 1958年栃木市生まれ。特定非営利活動法人わたらせ未来基金理事長、作新学院大学女子短期大学部教授。人と自然の共生に強い関心がある。わたらせ未来基金代表世話人として2012年のラムサール条約COP11に出席し、登録認定証を受け取った。渡良瀬遊水地エリアエコロジカル・ネットワーク推進協議会座長等を務める。

伴瀬恭子(ばんせきょうこ)氏

(NPO法人わたらせ未来基金、小山市初代地域おこし協力隊員)

 

 小山市初代地域おこし協力隊(2018~2020年)。小山市の渡良瀬遊水地事業に携わった経験を活かし、今春からNPOわたらせ未来基金の職員として渡良瀬遊水地コウノトリ交流館のスタッフを務める。渡良瀬遊水地やコウノトリに関する情報を、日々コウノトリ交流館のSNSで発信中。